
「Dogville」ドッグヴィル
3時間という長い尺、しかもかなりゆったりとした進行なので
2日を掛けてやっと見た。劇場で見てたらちょっと辛かったかも。
でも見て良かったと思う。
人間に絶望しちゃいそうな話だった。
あまりにも醜い人々に吐き気がするが
まあ人間こんなもんだよね…と反論ができない辛さ。
しかしキリスト教国家の映画で
「容赦って実は傲慢な行為」という話が出た事には驚き。
キリスト教では「容赦」という言葉が大好きなんだから。
容赦が傲慢だというのは仏教的な考え方だ。
別に裁けとか復讐しろという話ではない。
仏教では
「容赦は自分が相手より正しく高貴だと思ってるからできる行為。だから傲慢」
と教えてくれる。容赦ではなく、愛し尊敬せよと。(まあ、この映画はそんな温かい内容じゃないけど)
おっと、誤解されそうなので言っておく。
「べ、別に宗教なんか信じてないんだからね!」
無神論者です。
それにしてもこの映画、誰もが
この演劇以下の手抜きセットで唖然となる事必至。
なにせ家に壁さえないのだ。
地面にチョークで枠を書いただけ!
ドアは俳優のパントマイムで処理!
普通のセットで撮ってもそんなに画面が映える場面はないので
これはこれで斬新かもしれないし
お陰てもっと嫌になる場面もあるので否定はできないけど・・・
客は滅茶苦茶減ると思った。
心に残る映画なのでオススメしたいけど
流石にゆったりと進む3時間はちょっと辛いのでそこはご注意ください。
1時間でお願いしたかった映画だった。
念の為に付け加えると
こういうレビューだと
「意味もなく難しい言葉だけ並べる眠い映画を見てる賢い自分に酔える芸術作品」
を連想させちゃったかも知れないが
そういう映画ではないのでご安心を!
私も雲をつかむようなノンプロット芸術映画は大嫌いなので・・・
*このポスター格好良いと思うんだけど
韓国も日本も「もっとニコルさんの顔を見せなきゃ客が来ない!」
という気持ち見え見えのポスターに変わってるのが切ない・・・
TAGS 映画、Dogville



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